カマグラはED治療を目的とした医薬品です。正しい治療を行うことでEDの改善に効果があります。
最近ED症状を患う男性が年々増えている傾向にあります。その原因はさまざまですが、生活習慣やストレスなどが深く影響をしているといわれています。
しかも以前までは中高年の病気というイメージが強かったEDですが、近年では20代の若い世代が発症するケースもあり、今では成人男性であれば誰でもEDになってもおかしくない症状です。
そのためEDを改善したいと考える男性が多くいます。
EDの治療を目的とした医薬品をED治療薬といいますが、今回のカマグラはED改善にどのように作用をするかについてまとめていきたいと思います。
カマグラはED改善にどのような効果があるのか?

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カマグラはED治療薬として服用されるもので、
EDの治療、改善するために飲まれる薬です。
カマグラはED改善にどのような効果があるかについてお話をしていきたいと思います。
カマグラは有効成分にシルデナフィルが含有していて、
- 血管を拡張する効果
- 勃起を萎えさせる働きがあるPDE5という酵素を阻害する効果
があります。
ED発症をしている男性の特徴として
- 陰茎部組織の海綿体の血液量が少ない
- 何かしらの原因で勃起を起こすために重要なcGMPの分泌量が少ない
ということがあげられます。
カマグラの有効成分のシルデナフィルはEDの発症特徴の2点の改善に作用をすることで、
勃起を起こす効果があります。
具体的な話をしていくために通常勃起を起こす仕組みについて解説をしていきたいと思います。
まず勃起を起こすには性的な興奮を受ける必要があります。
性的な興奮を受けると脊髄にある勃起神経に性的興奮が伝わり、一酸化窒素(NO)が発生し、cGMPという物質が分泌されます。
cGMPは血管の緊張を和らげ広げる作用があり、陰茎部の血管が広がることで大量の血液を陰茎に届けるために重要な物質です。
陰茎が硬くなっているときはcGMPの分泌が続いている状況といえます。
性交を続け終えるときに射精を行い陰茎が萎れますが、射精後にPDE5という酵素が発生をします。PDE5は勃起をキープするために必要なcGMPを分解する働きがあり、陰茎部のcGMPを分解することで勃起が萎えるという仕組みになっています。
上記のことから陰茎を硬くするにはcGMPの分泌が大切ということが分かります。
EDを患っている人は心因性ED、器質性ED、薬剤性EDなどの原因がありますが、
それぞれの原因によってcGMPの分泌が少ないという共通点があります。
勃起を起こすため、持続するために必要なcGMPが少ないと、十分な血流が確保されないので、海綿体に血液が溜まらなくなってしまいます。
また、cGMPの分泌が少ないのにPDE5によって分解をされてしまうので勃起が起きないということにつながります。
カマグラを服用することで
血行を良くして陰茎部に血液を送る、PDE5を阻害することでcGMPをキープさせる効果があります。この勃起を促す効果からED治療を行い改善させていくことが出来るでしょう。
カマグラを飲むだけではEDの改善はしない
カマグラはED治療薬ですが、実はカマグラを飲むだけではEDを完全に改善させることは出来ません。
これはカマグラに限らずED治療薬全般的にいえることでもあります。
何故ED治療薬なのにEDを治すことが出来ないか?というと、
ED治療薬は根本的なEDの原因の改善に効果がないからです。
先程カマグラの効果についてお話をしたように
カマグラの効果は「血管拡張作用」「PDE5を阻害する作用」です。
EDの原因は大きく分けて
心因性ED、器質性ED、薬剤性EDがあります。
それぞれどのような原因かというと
- 心因性EDは精神的な原因で発症するED
- 器質性EDは身体の機能が問題で発症するED
- 薬剤性EDは持病があり、今飲んでいる治療薬の影響で発症ED
と原因に違いがあることが分かります。
カマグラを含めED治療薬は、精神的な作用がある薬ではありませんし、身体の機能を治す効果などもありません。
あくまで、現状勃たない症状を改善させる効果なので根本的にEDを治すにはEDの原因となる治療を行う必要があります。
EDを患っていても女性と接する機会は無くならないですし、
症状を抱えていることで、性行為に対して不便に感じることが多くあると思います。
しかし自分がEDだからといって、性行為を行うことを我慢するのは大変です。
そのため、ED患者はEDの根本的な原因を治療しつつカマグラを服用し、性生活に不自由がなく治療を行うようにしましょう。
EDを改善させるための効果的なカマグラの服用方法
カマグラはED治療薬で医薬品となるため、正しく服用する必要があります。
飲み方が悪いと十分にカマグラの効果を得られない原因となり、症状の改善をすることが出来ません。
そのため、カマグラの効果的な服用方法についてお話をしていきたいと思います。
カマグラの服用方法
カマグラを服用する時には性行為の1時間前に服用するようにして下さい。
食後にカマグラを服用することは控え、空腹時に飲むようにしましょう。
何故食後にカマグラを飲んではいけないかというと、
カマグラの有効成分のシルデナフィルは食事に影響をされやすい特徴があるかあるからです。特に脂っこい食事(焼き肉、中華、フレンチなど)を摂った後にカマグラを飲んでしまうと、効果が全く得られない可能性があります。
カマグラはなぜ脂っこい食事の影響を受けやすいかというと、身体に成分が吸収されることに大きく関係がします。
カマグラを飲むと胃や腸から成分が吸収されて血管に届き、成分が全身に行きわたり効果があらわれます。
脂っこい食事を摂った後だと、胃や腸にべっとりと脂が残ってしまい成分の吸収の邪魔をしてしまいます。吸収されなかったカマグラの成分は体外に排出されてしまうため、全く効果が得られなくなってしまいます。
そのため、カマグラを服用するときは食事後を避け、空腹時に服用することを推奨しています。
しかし、性交前にパートナーと食事を行う予定があり、どうしても食事を摂らなければいけない場面がある方もいるでしょう。
このような場合、カマグラを飲むタイミングには少しコツがいります。
カマグラを飲みたいけど食事を摂らなくてはいけない場面では、
食事を摂る30分~1時間前にカマグラを服用します。
30分~1時間程度の時間が経ちましたら、カマグラの成分は身体に吸収されていますので、吸収した後はいつも通り食事を摂っても問題ありません。
しかし、1つ注意点があり
お酒を飲むときは酔いの回りが早くなるので、アルコールは少量に抑えるようにしましょう。
カマグラはどのくらい飲めばいいの?
カマグラの1日の摂取量は50mg以下です。
服用後、
効果が出てくる時間が30分~1時間程度
効果持続時間が5時間~7時間程度
が目安となります。
効果が途中で切れてしまったとしても、
1度飲んだら24時間以上あけないと次の服用をしてはなりません。
1日に大量に摂取してしまうと副作用が強く出る可能性がありますので、摂取量は守るようにしましょう。
カマグラはED改善にどのような効果があるのか?まとめ
EDを患っていて治療にお悩みの方はカマグラを服用されることをおすすめします。
カマグラを服用しながらED治療を進めていき、症状を改善するようにしましょう。