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カマグラとニトログリセリン系の治療薬は服用しないこと

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性行為のときに途中で中折れしてしまう。十分な硬さにならない。などの勃起障害や全く勃たなくなってしまう勃起不全のED症状がある方に服用される治療薬としてカマグラがあります。

このカマグラは、医薬品であることから服用するに当たって守らなければいけないルールがあります。

その守らなければならないルールのなかに、ニトログリセリンとの相性があります。

 

カマグラの服用を考えられている方は、ニトログリセリンと一緒に服用しないようにしましょう。

では、具体的になぜカマグラとニトログリセリンはどういった相性なのか? なぜ一緒に飲んではいけないのかについてまとめていきたいと思います。

ニトログリセリンとは?

カマグラとの相性が悪いニトログリセリンですが、

まず、医薬品におけるニトログリセリンとはどのようなものかについて解説していきたいと思います。

 

狭心症などの心疾患とニトログリセリン

ニトログリセリンは医療品として病気の治療目的に服用されることがあります。

主に狭心症や心筋梗塞のような心疾患の治療薬として処方がされるものとなっています。

 

ここでは、医薬品としての用途を目的としてニトログリセリンはどのような作用があるのかについてお伝えしていきます。

 

ニトログリセリンの作用について

ニトログリセリンは血管拡張作用があり、服用すると全身にその効果が作用し血流を良好にする効果があります。

心疾患には狭心症や心筋梗塞などが代表的な症状がありますが、

これらの疾患は、体内の血管が不健康なことが影響して発症することが分かっています。

 

では、血管がどのように不健康な状態かというと、そのひとつに「動脈硬化」が挙げられます。

本来、健康な血管というのは柔らかくしなやかで柔軟性があるという特徴があります。

動脈は心臓から送り出された血液を全身の臓器に運ぶ役割があり、血液を循環させるために心臓がポンプとして働きますが、動脈はその高い圧力に耐えるために柔軟性は欠かせません。

柔軟性を失い硬くなってしまうと血管の詰まりや血流低下の原因となってしまうのですが、これを動脈硬化といいます。

動脈硬化は加齢による影響、生活習慣病による影響で誰しも発症する可能性のある疾患とされていて、詰まりなど血液循環の悪化が心臓に関与すると、狭心症や心筋梗塞といった心疾患につながるという指摘がされています。

ニトログリセリンは詰まりなどで血流循環が起きている血管状態を拡張させて、改善させる作用があることから、狭心症や心筋梗塞などの心疾患症状の治療に役立てられています。

 

カマグラとニトログリセリンについて

ED治療薬のカマグラはニトログリセリンとの飲む合わせが禁止されています。

では、なぜ相性が良くないかについて具体的に解説していきます。

 

カマグラの作用について

ED治療薬として服用されているカマグラは、有効成分にシルデナフィルという成分が含有しています。このシルデナフィルは、血管拡張とPDE5阻害の作用があり勃起を促す効果があります。

 

 

まず、陰茎部を勃たせるには、血流の働きがとても重要となります。

陰茎には海綿体という組織があり、その組織に血液を溜めることで太く硬くなります。

 

ED症状に関しても、狭心症や心筋梗塞のように動脈硬化の影響から発症するリスクが高くなるといわれていますが、特徴として狭心症などよりもEDのほうが動脈硬化の影響を特に受けやすいということがあります。

 

これはなぜかというと、陰茎部の血管は心臓など他の臓器に比べて極めて細いので影響を受けやすく、詰まりやすくなるということがあるからです。

そのため、狭心症など血管の詰まりが原因となる病気の初期症状としてEDが報告されるということもあります。

 

そして、このED症状の治療を目的として服用されるカマグラの作用についてですが、

先程のお伝えしたように血管拡張やPDE5阻害作用があります。

勃起は陰茎部の海綿体へ血液を流すことが重要なので、カマグラを服用することによって血流が良くなり勃起を促すことに働きます。

 

カマグラとニトログリセリンは同様の作用がある

上記でお伝えをしたことを比較してみると、カマグラの成分であるシルデナフィルとニトログリセリンは同様の効果があることが分かります。

それは血管拡張作用です。

 

心疾患の治療目的で服用されるニトログリセリンは心臓に作用することで、全身にその血管拡張効果が行きわたり血液循環を改善することで、心臓への負担を軽減されます。

ED治療目的で服用されるカマグラは陰茎部への血管のみならず、もちろん全身の血行を良くします。

いっけん同じ効果なので、一緒に飲んでも問題はないのではないか? と思われる方もいるかもしれませんが、それは間違えです。

 

カマグラの成分のシルデナフィルはニトログリセリンを併用禁忌薬として扱っていますし、ニトログリセリンも同様にシルデナフィルを併用禁忌薬として該当します。

カマグラの併用禁忌薬ニトログリセリンは一緒に飲まないこと

カマグラとニトログリセリンは血管拡張という同様の作用を身体に働きかけます。

そのため、両医薬品とも併用禁忌薬として該当しています。

 

併用禁忌薬というのは、何があっても一緒に服用をしてはならないもの。絶対に一緒に飲んではいけない薬という意味があります。

 

なぜ、併用禁忌薬とされているかというと、カマグラとニトログリセリンを一緒に飲むと効果が効き過ぎて、身体に危険な影響を与えてしまうということがあるからです。

 

カマグラのシルデナフィルの血管拡張作用があり、ニトログリセリンにも血管拡張作用があります。一緒に飲んでしまうと血行促進が過剰になり過ぎてしまい、血圧の急上昇または血圧の急降下が起きてしまいます。

血圧が大幅に変動してしまうと体内の血管のみならず、心臓や脳、それぞれの臓器へ負担を与えてしまうので身体の危険、命の危険につながってしまいます。

そのため、持病がありニトログリセリンを処方されて服用している人は、カマグラを含めシルデナフィルが含有している治療薬は飲まないようにしましょう。

また、このことに該当する方でED治療にお悩みの方は、医師に相談のうえ適切な治療方法でEDを克服するようにしてくださいね。

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