カマグラは勃起不全や勃起障害といった男性特有の症状であるEDの治療目的に服用されている薬です。
ED治療薬なので、もちろん勃起を促すことに対しての効果がありますが、身体に作用する効果の働きから服用後、ほとんどの方に副作用がみられるということがあります。
具体的な副作用については、主に
・頭痛
・顔の火照り
・腹痛
・消化不良
・めまい
・動悸
など、循環器、肝臓、消化器などに関与することがあります。
その副作用症状のなかでも腹痛や消化不良、下痢や便秘といった症状が見られ、困っているという方が多くいるのではないでしょうか。
今回はカマグラを服用していて腹痛の副作用にお悩みの方へ向けて、その頭痛の原因と対処法についてまとめていきたいと思います。
なぜ、カマグラを服用すると腹痛になるの?
まず、カマグラの基本的な服用方法についてお伝えすると、カマグラは空腹時の30分~1時間前に飲むようにします。
服用後30分~1時間程度経過すると、カマグラの有効成分であるシルデナフィルが胃や腸で吸収されて体内に浸透することで、勃起を促す効果を実感することができるようになります。
カマグラを服用して腹痛や消化不良の症状が出るのには、カマグラの成分の吸収方法に深く関係しますので、詳しく説明をしていきたいと思います。
カマグラは主にどこの部位で吸収されるの?
基本的にどのような内服薬に対しても共通することですが、成分の吸収は小腸で行われます。これは、カマグラを服用する際にも同様のことがいえます。
人の体内にはものを口にすると、食道を通り、胃の胃酸による物質の分解が起こり、腸で更に分解され栄養素や成分を吸収し取り込むという仕組みになっています。
腸には大腸と小腸があり、そのなかでも小腸は十二指腸、空調、回腸と3つに分けられ、それらの部位が成分の吸収に大きく関わるといわれています。
具体的にはカマグラの成分のシルデナフィルの新薬にバイアグラがありますが、このバイアグラの臨床実験の報告では、シルデナフィルの服用15分後における消化器官の残存率は胃85%、十二指腸27%、空調18%、回腸26%というデータがあります。
このデータは残存率になるため、数値が低ければ低いほど成分の吸収に貢献しているということになります。
上記の数値を比べてみていただいて分かる通り、シルデナフィルの服用後成分の吸収は小腸で行われているということが分かります。
小腸への副作用と影響
カマグラの成分のシルデナフィルは「血管拡張作用」と「PDE5阻害作用」を身体に与え、ED症状に足しての勃起を促すというものになっていますが、成分は腸の組織で多くを吸収するのでその分副作用の影響が消化器系で発症しやすい傾向にあります。
消化器系の副作用として
・腹痛
・消化不良
・下痢
・便秘
・吐き気
・嘔吐
などがあります。
カマグラで腹痛になったときの対処方法
上記で解説したように、カマグラの副作用に腹痛などの消化器官があります。
実際にどの程度の割合で腹痛が起こるかというと、使用頻度の2%未満という報告があります。
2%未満の副作用発症のため、そこまで神経質になる必要性はありません。
・飲み慣れていないため身体に合っていない
・体調が優れないときにカマグラを服用した
など心当たりがある方に、副作用が起こりやすいという傾向があります。
ただ、その症状は重症化することは稀で、腹痛などの副作用症状の発症から3時間~4時間程度経過すれば、カマグラの効果が薄まり同時に副作用も和らぐでしょう。
腹痛で悩まないようカマグラは正しく服用しよう
カマグラは正しい服用をすれば、副作用に悩まず効果を実感することができます。
ただ、カマグラを望ましくない飲み方で飲んでしまうと、腹痛や消化不良、下痢などが起きてしまう原因になります。
ここでは、カマグラで腹痛などの副作用を起こさないようにするポイントについてまとめていきたいと思います。
1日50mgの摂取量を守ること
カマグラは個人輸入代行といった通販サイトから購入します。
カマグラはインドのアジャンタ・ファーマから製造・販売されている海外用ED治療薬で注文するときの内容量が私たち日本人には適正摂取量よりも多いという特徴があります。
通販サイトではカマグラ50mgと10mgを選んで購入することができるのですが、日本人のシルデナフィル摂取は1日あたり50mg以下とされています。
このことを知らずに100mgを飲んでしまうと、強い副作用が引き起こる原因となるためカマグラを服用するときは必ず50mg以下にカットして飲むようにしましょう。
お酒を飲み過ぎないこと
カマグラを服用すると、胃や腸で成分を吸収するというお話をしましたが、お酒も同様口にすると胃や腸でアルコールを分解し吸収します。
カマグラの成分のシルデナフィルには血管拡張作用がありますが、アルコールを飲むことで血行が良くなる同様の効果があります。
そのため食前にカマグラを服用して、いる状態でお酒を飲んでしまうと効果が早く回り酔い過ぎてしまったり、副作用として腹痛や下痢、吐き気の原因になってしまったりということがあります。
飲み合わせが悪いものと一緒に飲まないこと
カマグラは医薬品のため、飲み合わせが悪く併用できないものがいくつか該当します。
カマグラを服用するときに必ず守ることとして
・併用禁忌薬
・併用注意薬
・グレープフルーツなどの柑橘
の3つの事項に該当していないかを確認しましょう。
これに該当しなければ基本的に問題なくカマグラを服用することができます。
カマグラを飲んで腹痛を起こさないための基本的な飲み方
カマグラを服用するときにベストな方法は、性行為前の1時間前の空腹時に50mg以下飲むことです。
カマグラで腹痛などの副作用に悩まされているという方は
・50mg以下の少量(25mgなど)で試し飲みをしてみる
・体調が優れないときは服用をしない
・食事やアルコールはなるべく摂取しない
という方法で服用するようにしましょう。
上記のことを守れば副作用の頭痛に悩まされることなく、安心してカマグラの効果を実感することができるでしょう。