カマグラはバイアグラのジェネリック医薬品として世界的に有名なED治療薬です。
基本的にはEDを患っている人が飲む治療薬ですが、カマグラは健康な人でも服用しても良いのでしょうか?
今回は健康な人でもカマグラを飲んでも大丈夫か? ということについてお話をしていきたいと思います。
カマグラは健康な人で服用していいの?

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カマグラは基本的に治療薬の禁忌に該当しなければ服用しても問題ありません。
つまり、健康な人でもカマグラを飲んでも良いということです。
むしろ健康であればその分治療薬の禁忌に該当しない可能性が高いため、安心してカマグラを服用することができるでしょう。
身体は健康でもEDは発症する可能性がある
EDの大きな原因として加齢や病気による影響がありますが、この症状は身体が不健康だから発症するという疾患ではありません。
そこで、ここでは「身体が健康でもなぜEDは起こるのか?」についてお話をしていきたいと思います。
EDの原因について
EDの原因は主に器質性、心因性ED、薬剤性EDの3種類があります。
ここでは器質性と心因性EDについてお話をしていきます。
・器質性EDとは?
生活習慣病や加齢などが原因で勃起不全、勃起障害になる可能性が高くなります。
これを器質性EDといいます。
これは身体が不健康なことで発症するもので、多くの男性はこの器質性EDに悩まされています。
・心因性EDとは?
実は身体が健康であってもEDの発症をする原因があります。
それが、心因性EDです。
心因性EDとは心理的な問題で起こることをいいます。
心理的なの問題とは「現実的な原因」、「深層的な原因」と主に2つの要素があります。
現実的な心理とは?
現実的な心理とは日々の生活で起こるストレスが大きく影響します。
・仕事が忙しくストレスが溜まっている
・睡眠不足が続く日が多く過労している。
・家庭内でトラブルがあり悩んでいる
・普段から不安や心配事を感じることが多い。
・焦りやプレッシャーに弱い。
といったことは心の大きな負担になります。
このような負担が掛かることを現実的な心理といい、身体が健康であってもこのことが原因でEDを発症することがあります。
深層的な心理とは?
深層的な心理とは心の奥で抑えていることが影響していて、無意識に強いストレスに感じるということがあります。
・パートナーと関係が上手くいかず、抑えられた怒りや憎しみがある
・過去の性行為で失敗したことがあり不安を感じている
・自分の性器に自信がなくコンプレックスを感じている
などのことがEDの発症に関係することもあります。
このように身体が健康でも精神的な問題でEDになる可能性があります。
心因性EDの場合はカマグラを飲んでED治療を行いましょう。
心身ともに健康の人がカマグラを飲むとどうなるのか?
器質性EDでも心因性EDにも該当しないで、「自力で十分に勃起をしている。」という健康な人がカマグラを飲むことは問題がない? と気になるという人もいると思います。
カマグラを服用することでさらに勃起力が上がるということはありませんが、健康な人でもカマグラは飲んでも問題がないとされています。
また、カマグラを飲むことで「血管の健康維持」、「運動能力の向上」に期待ができるともいわれています。
血管の健康維持
カマグラの有効成分のシルデナフィルは血管を拡張させることで血行を良くする作用がります。これにより、決められた量のバイアグラを毎日飲むことで血流の流れを良くし血液の詰まりの解消することで、血管機能の老化の改善、動脈硬化の進行を制御するといった効果が期待されています。
運動能力の向上
カマグラを飲むことで運動能力が向上する効果があるといわれています。
なぜカマグラを飲むことで運動能力が向上するかという、血行促進効果に関係がします。
カマグラを服用することで血管拡張がされますが、その作用は全身で起こります。
全身に大量の血液が流れると多く酸素が送られます。
酸素はエネルギーの源となる物質のため、カマグラを服用し、体内の酸素量が向上することで運動能力が高くなります。
このようにカマグラは勃起不全や勃起障害以外の効果も期待されており、健康な人が服用をしても問題はないといわれています。
カマグラの禁忌とは?飲んではいけない人について
カマグラには併用禁忌薬というものがあり、これに該当する人は絶対に服用をしてはいけません。
健康な人はその禁忌に該当しない可能性が高いので問題がないことのほうがほとんどですが、持病がある健康ではない人は併用禁忌に該当するか必ず確認をするようにしましょう。
カマグラの併用禁忌薬とは
併用禁忌薬とは併用をしてはいけない薬ということです。
持病があり薬を飲んでいる人はそれに該当しないか確認をするようにしましょう。
・心臓病を患っていてニトログリセリン系や硝酸剤の薬を飲んでいる。
・肺高血圧症の治療薬を服用している。
・高血圧や不整脈の治療薬を飲んでいる。
などの人は、併用禁忌にあたります。
健康な身体の人であれば問題はありませんが、万が一持病があるという人は医師の診断のもとカマグラを服用するようにしてください。
健康でもカマグラを飲んではいけない人は?
持病はない。併用禁忌薬を飲んでいない。という人でもカマグラを飲んではいけない人がいます。
それは、「女性」「子供」です。
なぜ女性はカマグラを服用してはいけないか? というと、カマグラは血管拡張作用のほかにPDE5の阻害をする作用があります。
女性はPDE5阻害薬を服用して「安全性が保てる。」という承認されていないため、女性はカマグラを服用しないようにしましょう。
もし、女性でカマグラに興味があるという方は、女性用のバイアグラといわれるラブグラという商品をおすすめします。
そして次に健康であってもカマグラを飲んではいけないのが子供です。
カマグラは20歳以降の成人でないと服用をしてはいけません。
近年、比較的若い世代がバイアグラを服用するケースが増えていつつありますが、成人に満たない子供がバイアグラを服用してしまうと、身体が未成熟のためバイアグラの効果が効き過ぎてしまう、副作用が強く出てしまうなど身体の負担になってしまいます。
このことから成人をしていない男性はカマグラを飲まないようにしましょう。
まとめ
今回は、カマグラは健康な人でも飲んでいいか?についてお話をしました。
健康な人でもカマグラを飲んでも問題はありませんが、カマグラは健康食品のような誰でも飲める薬ではありません。
医薬品のため、必ず自分はカマグラを飲んでも問題ないか確認をしたうえで、正しく服用をするようにしましょう。