シルデナフィルとはカマグラの主成分として使用がされています。
ED治療を目的として服用されているカマグラですが、成分であるシルデナフィルはどのような働きがあり、身体に効果をあらわしてくれるのでしょうか?
治療薬を服用するときは身体にどのように成分が作用するのか気になるという方がいらっしゃると思います。
特にED治療は男性特有のデリケートな悩みでもあります。
そのため、
- シルデナフィルとはどういった成分なのか?
- カマグラを安心して服用するために詳しい働きを知りたい
と思われている方へ
今回はカマグラの成分のシルデナフィルについてまとめていきたいと思います。
カマグラの成分のシルデナフィルの効果について

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カマグラの成分として使用をされているのがシルデナフィルです。
正式名称をシルデナフィルクエン酸塩といいます。
シルデナフィルは血管拡張とPDE-5を阻害する働きがあり、これらの作用が勃起を促進しED症状に効果があるとされています。
勃起を起こすには陰茎部への血液の確保と、cGMP(サイクリックGMP)という物質の働きが重要になります。
どういうことか説明していくために、はじめに勃起の仕組みについてお伝えをしていきましょう。
勃起を起こすには性的刺激の伝達と血液の働きが必要となります。
まず、五感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)によって性的興奮を感じとります。
五感によって性的興奮を感じ取ると、性的興奮が刺激となり大脳から脊髄の神経まで伝達されます。
脊髄には勃起を起こすうえで重要となる勃起中枢があり、性的刺激が脊髄へ届くと脊髄下部にある仙髄の勃起神経を経由して陰茎部へと伝わります。
また、勃起神経に性的刺激が伝達することで体内で一酸化窒素(NO)が分泌されます。
一酸化窒素(NO)には血液の流れをよくするといった働きがあるのと同時にcGMP(サイクリックGMP)という物質を発生させます。
cGMP(サイクリックGMP)は勃起へ作用とするとても重要な物質です。cGMP(サイクリックGMP)には血管拡張する作用と筋肉緩和作用があります。
陰茎部には海綿体という組織があり、海綿体へ血液を溜めることで勃起が起こる仕組みとなっています。cGMP(サイクリックGMP)は海綿体にある平滑筋という筋肉を和らげます。筋肉が緊張している状態だと海綿体に血液を確保することが出来ないためcGMP(サイクリックGMP)の分泌は非常に重要といます。
そして、射精が起こると勃起が萎えます。
勃起が萎えるときにはPDE-5という酵素が分泌され、PDE-5がcGMP(サイクリックGMP)を分解することで、勃起がおさまるという流れになっています。
正常な勃起の仕組みは上記のような一連の働きが作用をしています。
しかし、ED症状(勃起不全や勃起障害)を患っている人は、何かしら影響でcGMPの分泌が少ないとされています。
そこで効果があるのがカマグラの成分のシルデナフィルです。
シルデナフィルは血管拡張と共にcGMPを分解する酵素のPDE-5を阻害する働きがあります。PDE-5酵素を阻害し、血管拡張で血液を確保し海綿体へ血流を確保します。
以上のこうとからシルデナフィルは勃起を促すための理にかなった効果といえます。
実はバイアグラの成分でもあるシルデナフィル
ED治療薬のバイアグラをご存じでしょうか?
男性であれば一度は耳にしたことがあるとあると思います。
カマグラの成分のシルデナフィルは実はバイアグラと同様の成分が使用をされています。
バイアグラは1998年にアメリカのファイザー社という製薬会社から製造・販売がされました。実はもともとバイアグラはED治療薬として開発をされていたものではありません。
成分であるシルデナフィルは血管拡張効果があることから、狭心症や心筋梗塞などの心疾患の治療薬として研究開発がされていましたが、その後効果が見られず研究が中止となりました。
しかし、開発段階で治験者の陰茎部の勃起を促すことが発覚し、ED治療薬としての研究開発が進められることとなりました。
心疾患の治療薬としては期待通りの成果はありませんでしたが、ED症状に対して勃起を促す効果が認められシルデナフィルは世界初のED治療薬としてバイアグラの販売が開始されました。
バイアグラは世界初のED治療薬として販売されていますが、カマグラも同様に有効成分のシルデナフィルが使用されています。
何故カマグラはバイアグラと同成分のシルデナフィルの利用がされているのでしょうか?
何故カマグラはバイアグラの成分と一緒のシルデナフィルが使われてるの?
バイアグラの成分はシルデナフィルです。
カマグラの成分も同様にシルデナフィルです。
なぜ、同様の有効成分を使用されているのでしょうか?
ここではカマグラとバイアグラの関係についてお話をしていきたいと思います。
上記で説明をした通り、バイアグラは世界初のED治療薬として製造・販売がされた薬です。
バイアグラは製薬上、新薬という位置づけの医療薬となります。
医療薬にはバイアグラのような新薬と呼ばれる先発医薬品と、ジェネリック医薬品と呼ばれる後発医薬品があります。
カマグラはジェネリック医薬品という位置づけの医療薬であることから、バイアグラと同様の有効性であるシルデナフィルの利用が認められています。
新薬とジェネリック医薬品の違いはどのようなものなのでしょか?
その違いについて説明をしていきます。
先にお伝えすると世の中に先に出るのが新薬、後から出るのがジェネリック医薬品です。
現在数多くの医療薬が世の中に存在していますが、一般的に医療薬の販売は膨大なお金と時間を要します。
基本的に治療薬は同用途で同成分・同効果の使用をすることが制限されています。
理由として200億円以上といわれている開発費用と、10年以上費やすといわれる開発期間にあります。
新薬は新成分の発見から研究・実験までを行い治療薬としての効果や安全性が認められなければなりません。そのため、お金と時間が掛かり新薬には医療特許という制度で守られています。
特許期間中は、新薬の研究開発した製薬会社が独占して製造・販売がされます。
しかし医療特許は15年で切れ、特許が切れると他製薬会社が同様の成分・用途で使用することが認められます。
これを後発医薬品のジェネリック医薬品といいます。
カマグラはバイアグラのジェネリック医薬品でインドのアジャンタファーマ社から製造・販売がされています。
カマグラはバイアグラで証明されている安全な成分のシルデナフィルが使われているため、安心して服用の出来るED治療薬となっています。
上記のことからカマグラとバイアグラは何故同成分のシルデナフィルが使用されているかというと、新薬・ジェネリック医薬品の関係にあるからといえます。
カマグラはジェネリック医薬品という理由から金額が安いという特徴があります。
シルデナフィルを成分としたED治療薬の服用を検討されている方はぜひカマグラを試して頂くことをおすすめします。